SD(岡本・堀川)研 / 竹野研 (旧:菅原研究室)

産地直売所

産地直売所(産直)を対象とした情報システムに関する研究・開発を行っています。

【2009年度】農事組合法人産直センターあかさわ向け情報システムの開発

葛西 翔太(院前期2年), 馬 欣(院前期2年), 下川原 健(学部4年)

 本プロジェクトは、岩手県紫波町と岩手県立大学における包括協定の締結をきっかけに、農事組合法人産直センターあかさわ様と菅原研究室より開始されたプロジェクトです。 2006年7月からヒアリング調査や意見交換を行い、商品ラベルの発行の効率化と記載内容の統一化、及び、商品の売上状況の把握についての問題を提起しました。
 これらの問題を解決するため、本プロジェクトでは、情報システムの導入と生産者の情報リテラシー教育を並行して取り組んでいます。情報システムの導入では、2007年1月から販売促進のための消費者・組合員向け「Web販売促進システム」、業務効率化のための「入荷管理システム」、2008年7月からは、売上と在庫状況を把握する「売上・在庫管理システム」、来店時に商品の棚場所を検索できる「棚位置管理システム」を開発し、実地運用しています。また、情報リテラシー教育としては、パソコンに不慣れな生産者を対象としたパソコン操作の基礎を学ぶ、パソコン講習会を企画・実施しました。
 現在は、運用中の情報システムから実績データを収集し、その活用方法として生産者の栽培計画と産直の販売計画を立案するための情報システムを開発しています。この際に、実績データだけではなく、需要予測モデルや商品の価格決定支援モデルを適用することで、計画の立案を支援するための仕組みについて研究しています。


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